1948-12-13 第4回国会 衆議院 災害地対策特別委員会 第5号
○金野委員 私がもつと詳しく聞きたいのは、この六十億というわくをきめたのは、おそらく安本と大藏当局とが話合いの上できめたのであろうと、かように私は考えます。この六十億の数字をきめるにあたつて、今年度の災害に対しては、追加予算としてこれだけ出す、六十億なら六十億出すということについて、関係方面との了解が完全についておるかどうか、ついた上で出すのかどうか、こういうことを聞いておるのであります。これは災害地対策特別委員会
○金野委員 私がもつと詳しく聞きたいのは、この六十億というわくをきめたのは、おそらく安本と大藏当局とが話合いの上できめたのであろうと、かように私は考えます。この六十億の数字をきめるにあたつて、今年度の災害に対しては、追加予算としてこれだけ出す、六十億なら六十億出すということについて、関係方面との了解が完全についておるかどうか、ついた上で出すのかどうか、こういうことを聞いておるのであります。これは災害地対策特別委員会
○金野委員 安本の公共事業課長がお見えになつておりますから一言御質問申し上げたいのですが、先ほど私が指摘いたしました通り、私どもこの六十億なんという金に対しましてはもちろん不満足であつて、賛意を表しかねる金額でございまするが、國の全体の予算から行きましてやむを得ない事情もありまするので、これはこれとして、一体このわずかな六十億の災害に対する追加予算について関係方面との了解を完全に得る自信があるかどうか
○金野委員 災害の追加予算全体に対して御質問をいたしたいと思います。この問題は私ども第三國会以來、大藏、安本に向つていろいろ説明を要求し、祕密会まで開いて意見を求めておるのでありますが、私どもが入手いたしました情報の範囲によりますると、関係方面においてこの予算に対してまだ十分なる了解を得ておらないということでございます。本日御出席の農林、建設両省の事務当局は、災害予算六十億というものを大藏省と安本から
○金野委員 山形縣飽海郡遊佐町は山形縣の北端に供し、標高位置が高く、耕地の大部分が標高百米から二百五十米の位置にある郡内随一の最高原、農耕作地であるため、水温氣温ともに低く、毎年冷害による被害著しいものがあるのであります。つきましては本町山間部に冷害農事試驗場を設置し、すみやかに増産対策を樹立せられたいのであります。
○金野委員 山形縣営の日向川沿岸用水の改良工事は、日向川を中心とした南北両地帶における灌漑用水の分水施設を根本的に改良しようとして企図せられた重要な工事でありまして、昭和十七年に三箇年継続事業として着工されたものでありますが、戰爭及びその後の経済事情等のためいまだその完成を見ないのでありまして、そのため資材の腐蝕、土砂の崩落等きわめて危險な状態におかれているのであります。ついては本工事費の割当を増加
○金野委員 山形縣越中堰は東田川郡東、黒川、廣瀬の三村にわたる灌漑区域を有する重要な水路でありますが、これが取入口の河床低下と堰堤の不完全なこと、あるいは構はんの破損等によりしして導水が困難となり、そのため干害による農作物の減産ははなだしく、該地方の農業経営は非常に困難な状態となつているのでありまか。ついては本堰堤用水の改修工事を縣営として早急に施行せられ、もつて該地方の困窮を打開せらるるようお願いいたす
○金野委員 議事進行に関して一言発言したいと思います。大藏大臣が出席しても、詳細な数字は発表できない、発表する段階に至つておらないというならば、私はこれ以上大藏大臣をつかまえてここで質問することもむだであろう、さように考えておりますし、さらに大藏当局が非常に不親切だ。われわれこれまで第一回國会、第二回國会を通じて、特に災害の問題については大藏当局と幾たびか会合を重ねて來ておるのでありますが、非常に不親切
○金野委員 ただいま畜産局長からきわめて懇切、丁寧な御説明を承りましたので、大体了承いたしましたが、この際私は最後に一言お願いいたしておきたいことは、各地方に先ほど申し上げました通り、ばらばらな畜産関係の協同組合がつくられておりますので、これをこのまま放置しておきますると、將來この統一のために非常に大きな困難を來すという懸念があるわけであります。この統一は今のうちからひとつ畜産局を中心にして、強力な
○金野委員 畜産局長に少し御質問を申し上げたいのでありますが、ただいま提案いたされております法案とはあまり関係がないのでございますので、そのつもりでお聞きを願いたいと思います。畜産問題は私自身経驗が浅いのでございまして、私の質問の要旨が專門家の局長にぴんと來るかどうかわかりませんが、わかつておる面だけお答えを願いたいと思います。 私山形縣でございますが、最近農業協同組合ができましたにつれまして、郡下方々
○金野委員 永井委員の質問と関連するのでありますが、ひとり北海道だけではなくて、山形縣なんかでもそういうことが現実に行われております。そこで資金を獲得するにあたつて、農業協同組合に行つても金がない、営農資金がないというようなことで、いろいろ苦慮した結果公園がら営農資金を借りるような方法をとつてこれに対処しております。また農民組合等においても、何らかの方法で農業協同組合でそういうむりな肥料をとらなければならぬのでいろいろ
○金野委員 ただいま井上君から発言がありました通り、まだ小委員の中にも十分納得の行かない点がございまして、私どもいわゆる小委員長から発言がありました通り、二回にわたりましていろいろ林野当局の意見をただしながら、こういうものをでつち上げたわけでありまするが、もう一度でも二度でも、小委員会で愼重に審議を重ねるということで、この程度でひとつ打切り顏いたいと思います。
○金野委員 大臣もお忙しいようですから、私もつと端的に承りたいのは、二十三年度の産米に限つては超過供出の方法で行かうとするのか、あるいは二十三年度産米に対しては断じて自由販賣を行わないのだというのであるか、その点明確にお答え願いたい。
○金野委員 ただいま大臣の答弁を聞いておりますと、米の自由販賣は、あなた方が考えておるように手放し式でやらないのだ、われわれは現下の食糧事情から考えて、かような米の自由販賣を行うというようなことは考えておりませんので、米の自由販賣をやらんとする考え方は、あなた方自身の考え方であつて私の質問に対しましては明確な答弁ではないと考えております。われわれは米を自由販賣にするんだというようなことは、今日のわが
○金野委員 二十四年度の需給調整を御説明願う前に私が特に大臣にお聴きしたいのは、今年度の超過供出をどういう方法で行うかということであります。これについて最も農民が心配しておる点は課税の問題であろうと考えておりますが超過供出に対してはいかなる課税を行うつもりであるか、この点であります。それからさらに周東農林大臣にお伺いしたいのは、周東農林大臣は、野党時代に米の超過供出後の自由販賣というようなことを言われておるのでございまして
○金野委員 ただいまの説明を聞いていますると、まことに心細い説明です。私ども責任ある御答弁を願いたいと思つて、責任ある大臣に出席願いたいという注文をつけたのでございますが、災害問題の追加予算を組むにあたつては、災害がいかにわが國の食糧増産の上に重大な関係があるかということを十分認識の上に、予算編成に当つていただきたいと思いまするし、さらに次回の委員会にはこの程度のものはできる、この程度のことはできないのだというように
○金野委員 大体河川局長の説明でわかりましたので、今度はひとつ委員長にお願いしておきたいのでございますが、災害の関係はおもに建設省と農林省、この二省が災害の問題を処理する当該官廳であると考えております。從つて次は農林省の方から災害に対する御説明を願うと同時に、ただちに大藏大臣、安本長官等を次の委員会には必ず出席するようにいたしまして、われわれこの災害の追加予算を獲得するためには、建設、大藏両省に対して
○金野委員 河川局長に御質問申し上げたいのでございますが、おそく参りましたので、こまかい支出の点は十分聞き得なかつたのであります。私の質問はピンと來ないかもしれませんが、ピンと來ない点がありましたならば、さらにつけ加えて細部の点にわたつて御説明を願いたいと思います。今年度の災害に対しまして総計百二十九億程度の追加予算の要求しかやつておらない。こういうことになりますと、私ども地方をまわつてみまして、今年度
○金野定吉君 本請願の要旨は、山形縣最上郡八向村大字升形は、西羽線升形釈の所在地で、農業会等の諸施設が集中しているが、從來郵便局がないため、常に六キロ以上もある本合海郵便局まで行かねば用が足らず、地元民の不便は大である。ついては本部落に特定郵便局を設置されたいというのである。
○金野委員 ただいま漁政課長からの答弁でありましたが、私ども質問するときには、具体的な資料をまとめて質問しておるわけでありまして、たとえば金融の面において行われた大分縣のことでありますが、確かにこの保戸島は戰災に遭つて、まじめな漁民は氣の毒な状態にあるかとをわれわれは知つております。しかもこの島に漁業者が約六百人ほどおりますので、これらの人々の全体の更正を眞劍に、漁民組合の立場においても考えていかなければならぬのでありますが
○金野委員 私はただいま委員長が申されました二つの問題につきまして、主として漁政課長に対して御質問をしたいのでございますが、資料の提出が非常に遅いので、資料を十分檢討する期間的な余裕がないのであります。質問は本日の委員会だけでは終了しないと私は考えております。簡單に提出になつた資料を見ますると、われわれから見るならば非常に杜撰なものが多いので、この資料では私は具体的な質問もできないし、具体的な調査も
○金野定吉君 只今議題となりました野尻川は、北村山郡の熊返山に水源をもつ河川であり、屈曲が多いのと戰時中の濫伐のため、一朝豪雨があればたちまちに出水し、護岸を崩し、ために土砂を流し、年々川床を高める結果となります。昭和十九年及び本年七月の降雨には、堤防を決壊したため地元民協力の上、これが復舊に努めつつありますが、今や部分的復舊工事では、とうてい降水量を流下することは不可能でありますので、來年度より本川排水改良事業
○金野定吉君 當加茂港は山形縣海岸線の中央に位する縣下唯一の良港でありまして、近隣には庄内平野の物資集散の地、鶴岡市、大山町、また庄内の穀倉ともいうべき東、西田川郡を控えておるばかりでなく、湯野濱温泉、油戸炭鑛等があり、近隣における、漁獲高も少くないのであります。しかるに近頃、港内規模の陜隘と、日本海の波浪高きため、現在の内防波堤のみでは、船舶の確泊に不安全な状態となつたのでありまして、第一期工事として
○金野委員 私は時間がありませんから、結論から先に申し上げます。私がきよう農林省にお聽きしたいことは、特に鮮魚に對するところの現在の荷受機關を、私どもは根本的に改革する必要があると考えておるわけであります。私は漁業の問題に對しましてはきわめて知識が低いのであつて、わからぬのでございまするけれども、私どもは山形縣でございまして、すなわち酒田市を中心にして行われておるところの荷受機關を調べてみますると、
○金野委員 漁港船溜の補助率に對してでありますが、災害の場合には農地關係あるいは河川關係等の補助率は、全國の災害地の議員が結束いたしまして補助率の増額を要求しているわけであります。まだはつきりしたことはきまつておりませんが、大體二十三年度からは、災害復舊に對するところの補助率は、相當引上げ得ると言われておるわけであります。昨日も農林省、あるいは内務省に向いまして、それぞれの陳情がありましたので、局長連中
○金野定吉君 一言だけ申上げます。あと危険な區域はわずか二百メートルくらいしか残つておらないのであります。この二百メートルの區域を早急にやつてしまえば一應危機を脱するわけでありますのので、この危険區域を脱するために、どうしても本二十二年度においてどこかの豫算を割愛して、ぜひひとつまわしてもらいたいと考えております。 —————————————
○金野定吉君 第一の洗澤川砂防工事實施について御説明申し上げますが、この洗澤川は山形縣の西北端であります。しかも鳥海山脈の麓に属するところでございまして、この砂防が一たび決壞いたしますと、人家に對する被害というものはきわめて甚大でありますし、さらに南の方に破れますと、千四百餘町歩という庄内平野の一環でありますが、そこが冠水するわけであります。從つてこの砂防工事につきましては、ここ数年來内務省の計畫事業
○金野定吉君 ただいま議題になりまして山形縣の水害に關して御説明をいたします。山形縣と申しましても、私の説明する範囲は飽海郡、最上郡の二郡にわたるところの第一回、第二回にわたつてこうむりました水害地の説明であります。農林省及び内務省の取計いによりまして、概算拂といいますか、そういう金額は至急されましたので、金の點については目下困つていないのでございますが、水害によりまして、あらゆる水路が破壊されましたので